フリーローンには銀行カードローンや消費者金融の扱うフリーキャッシングなど、様々なものがあります。その一番の特徴は特に担保や保証人を必要とせずに利用できるという点で、気軽に契約ができることからちょっとしたお金が必要になった時にとても便利です。
このフリーローンを選択する基準として、まず気になるのは金利なのは間違いないでしょう。同じ金額を借りるなら少しで低金利のフリーローンを利用したいと考えるのはごく普通のことですが、それだけで選んでしまうと後から失敗したと思ってしまうことも実は少なくないのです。
ここでは金利以外でどのような点が大切になるのかを見ていきたいと思います。自分に合ったフリーローン探しの参考にしていただければ幸いです。
最高金利が大切
フリーローンは大きく分けて、銀行(信用金庫も含む)カードローンと消費者金融のフリーキャッシングの2つです。金利だけを考えるなら、前者の利用がおすすめになります。銀行カードローンの最高金利は年利15%以下のことが多いですが、消費者金融では18%となっていることがほとんどだからです。
そして、それぞれの中で金利に注目して選択するなら、最高金利が低いものを選んでください。その理由は以下になります。
ほとんど場合、最高金利での契約
フリーローンの金利は年利3~18%のような形である程度の範囲がありますが、実際にはその中の最高金利で契約することになると考えておいた方がいいでしょう。
特に消費者金融では100万円未満で契約を行うと、まずこの18%になります。この数字は利息制限法で定められている10万円以上、100万円未満に融資に対して適用できる上限金利で、フリーローンの大半の契約はその範囲で行われるからです。
選ぶなら最高金利が低いフリーローン
よって、金利でフリーローンを選ぶなら、最高金利に注目して選んでください。例えば年利3~18%と7~17.5%という2つのフリーローンがあった場合、一見では前者の方が低金利になる可能性が高そうですが、実際に適用される金利は最高金利のことがほとんどなので、後者を選択した方がいいのです。
実用上のサービス面がとても大切
フリーローンは決して金利だけでなく、むしろこのサービス面の方が大事だと言っても過言ではありません。それは、お金を借りる時だけを考えても、近くのコンビニのATMですぐに現金が引き出せるカードローンと、その都度契約しているフリーローン会社まで電話を掛け、銀行口座まで振り込んでもらわないといけないフリーキャッシング契約ではどちらが便利なのか一目瞭然だからです。
利用できるATMに注意
現在、フリーローンはカードローン形式のものが多くなっていますが、同じカードローン同士でも利用できるATMの種類が違うので注意が必要です。その為、自分がいつでも行くことのできるコンビニのATMが利用できるものを選択した方が利便性が高いのは間違いなく、このような点で重視して選択してもいいでしょう。
また、カードローンでは借り入れはATMから行えますが、返済はATMからは行えないというものもあるので気を付けてください。
手数料も大事な選択要素の1つ
カードローンでは利用するATMによってはその度に手数料をとられる場合があります。銀行カードローンは消費者金融より低金利の場合が多いと先に述べましたが、一例ではオリックス銀行のカードローンは最高金利が年利17.8%と銀行カードローンとしては高く、消費者金融と同水準です。
その為、金利だけを見ると、銀行カードローンの中でわざわざこれを選択する必要はないと考えてしまうかも知れませんが、このオリックス銀行のカードローンは提携ATM手数料が一切掛からないというサービスを行っています。利用できるATMであれば、どのATMを利用しても手数料が無料です。長期に渡って利用を続けていく場合、このサービスがとても重要になるのは間違いないでしょう。
結論 〜 金利だけで選択してはいけません!
金利だけでフリーローンを選択してしまうと、実際に使い始めてから違うフリーローンにすればよかったと思ってしまうことも少なくありません。
フリーローンの比較ははまず金利で行ってしまいがちですが、決してそれだけでは選ばないように注意してください。短期間だけの利用であれば、どのフリーローンを選択してもそれほど実際に支払う金利は変わりません。
特にフリーローンに多いカードローンの場合、利用できるATMの種類と手数料はとても大切な要素になります。借り入れや返済の度にわざわざ遠くのATMまで行かなくてはいけないカードローンと、すぐ駅前のコンビニのATMが利用できるカードローンではどちらが便利なのかは言うまでもないでしょう。
まとめ
フリーローンの金利はもちろん低いに越したことはありませんが、実際に利用を始めると、それ以外のサービス面の方が大切だと分かってくるものです。借り入れや返済が行いやすいものを選択すれば、余計な手間が掛かることがなくなり、頻繁に利用することを考えている場合、その都度発生する手数料も決して馬鹿になりません。
フリーローンはこのような使い始めた後のことまで考えた上で選ぶことが大切になります。