今使用しているカードローンの金利が高い時に、低い金利の会社があったら、借り換えも考えても良いかな、と思ってしまいますよね。
借り換えというのは、金利の安い金融機関で、新たにローンを組み、今借りているローンの残金を一括で返済するというものです。
一見すると、とても便利な方法だと思うかもしれません。
でも、本当にそうでしょうか?
本当に借り換える事は、生活を楽にしてくれるのでしょうか?
借り換えを決める前に、借り換えをしたらどういうメリットやデメリットがあるのかを見直してみましょう。
目次
借り換えをする事のメリット
高い金利のカードローンを借りた時に、安い金利を借りた場合、どういうメリットがあるでしょうか?
金利が下がる
やはり、金利が下がるのが最大のメリットです。
元本は変えられませんが、金利だけでも下げる事が出来れば、月々の返済が楽になります。
返済期間が短くなる
なぜ、支払う金額が減ったのに、返済期間が短くなるのか不思議に思いますよね。
これは、毎月の返済額は減りますが、それは利子の部分が減るという事です。
利子は少なめに返しているのですが、元本は逆に多目に払っているのです。
その結果、早く元本を支払う事が出来て、返済期間が短くなるのです。
総量規制を越えても大丈夫!
カードローンでお金を借りる場合には、総量規制というものがあります。
もしも借金の総額が、年収の3分の1以上あったらお金を借りる事は出来ません。
ですが、借り換えは年収を考える必要はないのです。
ですが、もちろん借り換えには審査が必要です。
年収や勤続年数、または住居によって判断されます。
そして、信用情報に問題がなければ、借り換えは可能なのです。
借り換えをするデメリット
そして、借り換えをしてメリットがあるように、やはり借り換えを行う事で、デメリットとなる可能性もあります。
返済期間が長くなる
確かに、借り換えを行うと金利が下がるので、支払いは楽になります。
ですが、あまりにも元本の割合が少ないと、結果的に返済期間が長くなります。
借り換えを行う業者を決める時には、返済額が少なく、その中でも、元本の割合が多いものを選ぶと良いでしょう。
新規ローンが組めない可能性もある
カードローンの借り換えは、ローンの返済を目的としています。
なぜかというと、確かに借り換えをしたので、借金は返済する事が出来ます。
ですが、借り換えた分は返済しなくてはいけません。
新規にローンを申し込んでも、断られる可能性は高くなります。
カードローンの借り換えの時に、追加融資を受けれる場合もありますので、事前に調べてから、どの金融機関にするのか決めるのも大切です。
審査に時間がかかる
借り換えをしたいと申し込んでも、すぐに借り換えが出来る訳ではありません。
当然ですが、審査される事があります。
審査の中には、年収や勤続年数、また、何件の会社から借り入れがあるという事も、とても重要になります。
そして、度々返済期日が遅れるという場合には、審査に通らない可能性もあります。
また、借り換えというのは、返済を目的としているので、返済以外に使用するという事は出来ません。
場合によっては、完済証明書を求められる事もあります。
カードローンの借り換えをする時には、メリットとデメリットをしっかりと把握して、どちらを選んだ方が良いのか、よく検討してから借り換えをする事を考えましょう。
借り換えをした方が良いのかは、まずはカード会社に相談してみるというのも、正しい考えです。
まとめ
借り換えをする事は、現在の返済を楽にしてくれますし、面倒な管理をしなくて良いので、とても良い事のようにも感じます。
ですが、違った見方をすれば、新規にカードローンが組めなかったり、支払い期限が伸びてしまうという場合もあります。
また、審査が必要なので、申し込む時には、余裕を持って申し込むのが大切になります。